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シド音楽企画

SIDO MUSICPLUNNING CO.,LTD

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(指揮者熊谷弘監修)

CD「第九をうたおう」

好評発売中!

Sido-music Plaza
第九と皇帝Sido-music_Plaza_%281%29__di_jiuto_huang_di_2022.html
第九を歌う会Sido-music_Plaza22__di_jiuwo_geu_hui.html
日本の音楽展Sido-music_Plaza__ri_benno_yin_le_zhan.htmlSido-music_Plaza__ri_benno_yin_le_zhan.htmlshapeimage_8_link_0

熊谷 弘 Hiroshi Kumagai 

(指揮者)


 1932年福岡県生まれ。指揮者を志し武蔵野音楽大学にてプリングスハイム教授のもとで作曲を学ぶ。1957年日本フィルハーモニー交響楽団に打楽器奏者として入団。1960年代はニューディレクション設立にあたり同人として参加、現代音楽と積極的に取組む。指揮を渡辺暁雄氏に師事。打楽器奏者として活躍する傍ら、室内合奏団(スペルーロ合奏団)を組織し、放送(NHK)、演奏会などで指揮活動を行う。1970年、日本フィルを退団と同時に打楽器奏者を引退。同年2月日本フィル特別演奏会に於いて指揮者としてデビュー。

1971年より始めた熊谷弘による「クラシックス・シリーズ」は、読響、東フィル、東響、日フィル、新日フィル等の協力を得て、定期的にコンサートを開き、聴衆との接点を積極的に求めたこの企画は日本における新しい音楽会の在り方を追求したものと話題を投げかけた。

1979年より「日本の音楽展」を主宰、日本の音楽作品の紹介と啓蒙に努め、1988年、第六回中島健蔵記念音楽賞優秀賞を受賞。1998年「日本の音楽展」20周年を記念して、松村禎三・廣瀬量平・三善晃・佐藤敏直四氏に選考委員を依頼し、「日本の音楽展・作曲賞」を設立。

レコード、CDでは「オーディオ交響曲」等多数を手掛け、その活動は教育鑑賞用レコードの分野にも及んでいる。映画音楽では、「砂の器」等、アニメーション音楽では、三大シンフォニーと呼ばれる「交響曲キャプテンハーロック」「宇宙戦艦ヤマト」「交響詩銀河鉄道999」等を指揮。合唱組曲「宇宙戦艦ヤマト」では、日本コロムビアよりゴールデンディスク賞を受賞。1997年、アニメーション映画「もののけ姫」の音楽のレコーディングにあたり指揮者として参加、他多数の映画・ドラマに関わる。

1981年より新しいクラシック音楽ファンの広がりを願い演奏会「第九と皇帝」を企画プロデュース。在京オーケストラの協力を得て客演指揮者も招きながら自らも指揮をする。1989年より、「クラシックス・シリーズ」に於いて結成された楽壇トップ奏者によるクラシックスフルハーモニー交響楽団を指揮してレギュラー出演し多くのファンに支持されている。現在、指揮活動の他、新設ホール建設のアドバイザーや企画委員を兼ねる他、コンサートの企画、プロデュースやミュージックディレクター及び音楽監督等務める。


日下部祐子 Yuko Kusakabe

(ソプラノ)


 京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業、同大学大学院音楽研究科声楽専攻修了。フランス音楽コンクール入賞、大阪日仏協会賞、フランス総領事賞受賞。第3回日本国際モーツァルト音楽コンクール入選。飯塚新人音楽コンクール第3位。友愛ドイツリートコンクール第1位。'91年度文部大臣奨励賞受賞。これまでに京都市、神戸市、日仏学館、OJABその他の主催による国内外でのリサイタルやコンサート、現代作品の演奏会、邦人作品の初演も数多く手懸ける一方、オペラや演奏会では京都市交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団等のオーケストラと共演している。'97年より熊谷弘氏指揮シンフォニーオーケストラ“グレイトアーティスツ”演奏の「第九と皇帝」(東京:オーチャードホール、NHKホール、東京国際フォーラム)に於いて第九交響曲のソリストを努め好評を得る。日本シューベルト協会同人、関西歌劇団団員、京都音楽家クラブ会員。


岩森美里 Misato Iwamori

(メゾ・ソプラノ)


 国立音楽大学、同大学院修了。二期会オペラスタジオ第27期修了。文化庁オペラ研修所第5期修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてウィーンへ留学。二期会オペラスタジオ修了公演でカルメンを演じ、特別賞受賞。「フィガロの結婚」のケルビーノ、マルチェリーナ。「蝶々夫人」のスズキ。「ワルキューレ」のヴァルトラウテ、ロスヴァイセ。「神々の黄昏」の第2のノルン。「ラインの黄金」のフリッカ。「カヴァレリア・ルスティカーナ」のサントゥッツァ。「リゴレット」のマッダレーナ。「修道女アンジェリカ」の公爵夫人。「ジャンニ・スキッキ」のツィータ。「ピーター・グライムス」のセドレー夫人。「アイーダ」のアムネリス。「ドン・カルロ」のエボリ公女等々。又、二期会40周年記念原語初上演でカルメンを演じた。新国立劇場では、「仮面舞踏会」のウルリカ、「魔笛」の第3侍女、「ワルキューレ」のロスヴァイセに出演。2003年3月には「霊媒」フローラ夫人・パパ役等に出演。ベートーヴェンの「第9」、「ミサ・ソレムニス」。ヴェルディの「レクイエム」。モーツァルトの「レクイエム」。ロッシーニの「スターバト・マーテル」。メンデルスゾーンの「エリヤ」。ヘンデルの「メサイア」。バッハの「ロ短調ミサ」、等にも出演。二期会、東京室内歌劇場会員。東京芸術大学大学院オペラ科非常勤講師、国立音楽大学准教授。


春日成子 Shigeko Kasuga

(メゾ・ソプラノ)


 桐朋学園大学卒業。伊藤武雄・花子両氏に師事。1968年外務省派遣文化使節として香港・マニラへ故斎藤秀雄氏と共に演奏旅行を行う。卒業後、文化放送音楽賞受賞、毎日音楽コンクール第1位、民音コンクール第3位と多くのコンクールに入賞。二期会オペラ「ラインの黄金」のフリッカ役でオペラ・デビュー、「カルメン」「魔笛」「蝶々夫人」等に出演。1970年ミュンヘン国立音楽大学に留学。ドイツ各地でカール・リヒター指揮のミュンヘン・バッハとの共演の他、多くのコンサート、テレビに出演。オペラの分野ではドイツ、スペイン、イタリアで「ワルキューレ」他を好演。1973年第19回マリア・カナルス国際コンクール第2位獲得。帰国後、サヴァリッシュ指揮「魔笛」、コシュラー指揮「フィガロの結婚」、小沢征爾指揮「ホフマン物語」の他、多くのオペラに出演。コンサートに於いても、マタチッチ指揮「第九」、小沢征爾指揮マーラー「大地の歌」他、多くのコンサート、テレビ、ラジオで活躍。現在、二期会会員、二期会オペラスタジオ講師、桐朋学園大学講師。1987年、'93年より「第九と皇帝」のソリストを努める。


齊藤玲子 Reiko Saito

(メゾ・ソプラノ)


 国立音楽大学声楽科卒業。佐藤美子、莊智世惠、J・ロイブル(発声)、I・マラニウク(リート)の各氏に師事。オーストリア政府給費留学生。国立グラーツ総合芸術大学リート・オラトリオ科首席修了。同国認定「コンサート・ゼンガリン」の資格取得。オーストリア・ワーグナー協会奨学生。5年間ゲルゼンキルヘン市立歌劇場と契約。アーノンクール指揮「ディドとエネアス」のディド役で参加。トーマス・ハンプソンと共演。欧州滞在中、新聞等で多数好評を得る。10年に及ぶ欧州での活躍の後、1993年夫の鹿児島大学奉職に伴い帰国。居を鹿児島に構え、多くのコンサート・オペラを鹿児島、東京で展開。'00年両地で行われたリサイタルは、「名唱」と謳われ絶賛を浴びた。「日本の音楽展」にはⅤの他、XXより連続参加。自身の作詞により石原忠興作曲「藤波(黒塚物語抄)」を初演し、'01年度「日本の音楽展ズイホー賞特別奨励賞」、'02年同ズイホー賞功労賞受賞。'03年芸術学博士号取得(米、I.A.E.U.)。'04年社会文化功労賞受賞。二期会会員。日本声楽家協会会員。


鈴木准 Jun Suzuki

(テノール)


 北星学園大学文学部卒業。東京藝大声楽科卒業。卒業時、松田トシ賞ならびにアカンサス音楽賞受賞。同大学大学院修士修了。ベンジャミン・ブリテンの歌曲作品「カンティクル」の研究により音楽博士学位取得。三菱地所賞受賞。2010年度、東京藝術大学の特別研究員として渡英、ブリテン歌曲などをロジャー・ヴィニョールズに師事。二期会会員。第49・50回東京藝大・朝日新聞社共催ヘンデル「メサイア」以来、J.S.バッハ「マタイ受難曲」、「ヨハネ受難曲」、「クリスマス・オラトリオ」エヴァンゲリスト、モーツァルト「レクイエム」、「ハ短調ミサ」、ベートーヴェン「第九」などに出演。ヘルムート・リリング指揮、岡山フィル・アンサンブル金沢によるJ.S.バッハ「ロ短調ミサ」公演をはじめとして国内の多くのオーケストラと共演。またBless B Quintetのメンバーとして東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」に出演。バッハ・コレギウム・ジャパンの国内外の公演・録音に参加、スペイン公演などでソリストをつとめた。宮本亜門演出『コジ・ファン・トゥッテ』フェランド役で華々しく二期会デビュー。神奈川県民ホール『愛の白夜』(一柳慧作曲、白井晃演出)にヨーニス役で出演、明瞭な日本語による歌唱により好評を博した。また『魔笛』タミーノ役は兵庫県芸術文化センター公演や日生劇場公演、二期会公演に出演するなど当り役。モーツァルトをレパートリーの中心に据える貴重なテノールとして活躍。


中鉢聡 Satoshi Chubachi

(テノール)


 秋田県出身。東京芸術大学卒業。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第11期生修了。平成5年度文化庁芸術家国内研修員。1995年「椿姫」のガストンで藤原歌劇団にデビュー。翌1996年「東洋のイタリア女」(日本初演)のシーシンで好評を博す。その後イタリアに渡り、ミラノにてボッケリーニの「スタバト・マーテル」などのコンサートに出演。1997年は藤原歌劇団文化庁青少年芸術劇場公演「愛の妙薬」のネモリーノを歌い、「椿姫」のガストンは1998年、1999年の本公演や文化庁移動芸術祭公演、同団韓国公演で歌っているほか、2001年「イル・カンピエッロ」に出演。また、2003年10月には藤原歌劇団「ロメオとジュリエット」のロメオ役で出演し、続く2004年1月には同団「椿姫」アルフレードで出演し大絶賛を博している。2005年は8月「アドリアーナ・ルクヴルール」マウリツィオに出演、好評を博した。2006年1月には再度藤原歌劇団公演「椿姫」のアルフレードに出演。5月には藤原歌劇団「トスカ」カヴァラドッシを演じ好評を博す。最近では、2009年6月に藤原歌劇団公演「愛の妙薬」にネモリーノ役で主演し、巧みな歌唱力とその内から出る心理描写をとらえた演技力で大好評を得る。続く2010年2月には同団「カルメル会修道女の対話」の騎士フォルスを好演。同年10月には日比谷公会堂での「藤原義江メモリアルコンサート」に出演 。新国立劇場には開場記念公演「建・TAKERU」の両面少名(りょうめんすくな)でデビュー以来、「こうもり」のアルフレート、「マノン・レスコー」のエドモンド、「セビリアの理髪師」(藤原歌劇団共催)のフィオレッロ、「ドン・キショット」(藤原歌劇団共催)のジュアン、小劇場オペラ・シリーズ「幸せな間違い」のベルトランド、同シリーズ「花言葉」、「魔笛」の武士、「イル・トロヴァトーレ」のルイス、「ドン・カルロ」のレルマ伯爵、「ウェルテル」のシュミットと活躍を続け、2002年オペラ鑑賞教室「トスカ」カヴァラドッシで絶賛を博し、2003年も同公演に出演、また「アラベッラ」のマッテオ、6月の「オテッロ」のロデリーゴと活躍を続けている。その他、サントリーホールのホール・オペラ「ドン・カルロ」、「第九」やドニゼッティ「レクィエム」のソロ、ゲルギエフ指揮/読響ベルリオーズ「レクィエム」、NHK教育テレビ「愉快なコンサート」にもレギュラー出演、国際サッカー試合での国歌独唱、「たけしの誰でもピカソ」などのテレビ出演や、各種コンサートなど多方面で活躍し美声、美貌のテノールとして注目を浴びている。2006年1月にはNHKニューイヤー・オペラコンサートにも出演し好評を博す。2009年6月、初のCD「プリモ・バーチョ」をリリース。美貌・美声を合せ持つ「テノールの貴公子」として、日本のクラシック界の第一線で活躍している。藤原歌劇団団員。


藤井雄介 Yusuke Fujii

(テノール)


 大分県出身。14歳より声楽を始める。声楽を外川香奈子、オルガ・ワルラ・コロ、奥田誠、枝川一也、鈴木寛一、寺谷千枝子の各氏に師事。1995年第49回瀧廉太郎記念音楽祭、全日本高等学校声楽コンクール最優秀賞。高校文化連盟全九州音楽コンクール声楽部門グランプリ。1996年第3回高校生国際芸術コンクール声楽部門第3位。これまでに、バッハ《ロ短調ミサ》《マニフィカート》、ヘンデル《メサイア》《エジプトのイスラエル人》、ハイドン《四季》《天地創造》、モーツァルト《レクイエム》《ハ短調ミサ》、ベートーヴェン《交響曲第9番》、ブルックナー《ミサ曲第3番》、ドヴォルザーク《レクイエム》《ミサ曲ニ長調》、プッチーニ《グロリア・ミサ》、などのソリストを務める。バッハ・コレギウム・ジャパン(鈴木雅明氏音楽監督)では、2007年ヘンデルプロジェクト《エジプトのイスラエル人》でのテノール・ソリストをはじめ、声楽メンバーとして公演、録音に参加。また故佐藤功太郎、小林研一郎、広上淳一、現田茂夫、ロルフ・ベック氏等の指揮者のもと、日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル・金沢等と共演。広島大学教育学部音楽科卒業。東京藝術大学音楽学部声楽科を経て、同大学院修士課程修了。現在、同大学院音楽研究科博士後期課程在籍。国立音楽大学音楽研究所(バッハ演奏研究プロジェクト)研究員。




伊達英二 Eiji Date

(テノール)


 国立音楽大学卒業。二期会オペラスタジオ研究生修了。1980年度文化庁国内研修員。オペラスタジオ優秀賞受賞。1981年二期会「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の従弟でデビュー。1983年藤原歌劇団「マハゴニー市の興亡」、1989年二期会「椿姫」で主役デビューを果し絶賛を浴びた。以降、二期会を代表するテノールの一人として活躍し、「お蝶夫人」「カルメン」等に度々出演。’91年ワーグナー「神々の黄昏」ジークフリート役で「ジローオペラ賞」新人賞を受賞。同年「セビリアの理髪師」に出演、成功を収めた。コンサート歌手としても「第九」「メサイヤ」「モーツァルトのレクイエム」「天地創造」等の他、N響や都響とのマーラー「千人の交響曲」「大地の歌」又、「カヴァレリア・ルスティカーナ」、都響ワーグナーシリーズでは、「妖精」「恋愛禁制」「さまよえるオランダ人」「リエンツィ」のワーグナーの初期四作品の重要な役を歌い絶賛を浴びた。その他、NHK FM・テレビ朝日「題名のない音楽会」等に出演の他、俳優・斉藤晴彦のリサイタルの司会、マルティン・ハーゼンベックのオルガンコンサートのナレーターを務め好評を博すなど幅広く活躍している。二期会会員、東京音楽大学講師。1994年より「第九と皇帝」のソリストを努める。


吉田伸昭 Nobuaki Yoshida

(テノール)


 東京藝術大学卒業。同大学院修了。ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学に留学。留学中は、『ザルツブルク国際モーツァルト週間』にてミサ曲のソリストを務めるなど主に宗教音楽の分野で活躍。帰国後は二期会オペラをはじめ、新国立劇場オープニング公演や日生劇場、東急Bunkamura、東京室内歌劇場、東京オペラプロデュース主催のオペラ公演に出演。さらに台湾にて多数のオペラ出演が続いている。名指揮者との共演も多く、東フィル、日フィル、東京交響楽団をはじめとするオーケストラとの共演、オペラの他『第九』や宗教曲、コンサート、FM,TV『題名のない音楽会』出演など活動は多岐にわたる。最近では『夕鶴』の与ひよう役、韓国ソウルでの韓国オペラ『春香傳』のパンジャ役などが高い評価を得る。さらに宮本亜門演出による二期会、日生劇場40周年記念、東京室内歌劇場東京、ソウル公演など、話題のオペラに出演。『ロミオとジュリエット』(日フィル)、『ヤコブの梯子』(東響)、『天地創造』(東フィル)、團伊玖磨『ひかりごけ』(神奈川フィル)に出演、CDがリリースされている。三林輝夫、ルドルフ・クノール、パウル・シルハウスキーの各氏に師事。第6回日仏声楽コンクール第2位(1位なし)、第4回日本声楽コンクール入選、並びに『田中路子賞』。平成7年度文化庁芸術インターシップ研修員。東京藝術大学、上野学園大学講師。日本フーゴー・ヴォルフ協会同人。東京室内歌劇場会員。日本声楽アカデミー会員。二期会会員。


持木 弘 Hiroshi Mochiki

(テノール)


 東京芸術大学音楽学部卒業。第20回日伊声楽コンコルソ入選。第53回日本声楽コンクール声楽部門入選。埼玉県民オペラ「夕鶴」でオペラデビュー。藤原歌劇団には「助けて、助けて、宇宙人がやってきた」でデビュー。以後「ドン・カルロ」「ドン・ジョバンニ」「ルチーア」「椿姫」「オテッロ」「カヴァレリア・ルスティカーナ」「アンドレア・シェニエ」「イル・カンピエッロ」「アドリアーナ・ルクヴルール」等に、日本オペラ協会には「祝いの歌が流れる夜に」「ペトロ・岐部」「額田の女王」「よさこい節」「瀧廉太郎」「修禅寺物語」「ミスターシンデレラ」等に出演。新国立劇場には「エウゲニー・オネーギン」「トゥーランドット」「オテッロ」に出演。この他にも、埼玉オペラ協会、大田区民オペラ協議会、LIP presents OPERA、赤羽オペラ等で「こうもり」「メリーウィドー」「天国と地獄」「赤い陣羽織」「秩父晩鐘」「葛飾情話」「フィデリオ」「カルメン」「トスカ」「ナブッコ」「蝶々夫人」「夕鶴」「マノンレスコー」等に出演。鮫島有美子の「夕鶴」にも出演。ルーマニアのヤシ劇場にて「リゴレット」「仮面舞踏会」、ブカレストでは「夕鶴」に出演。その他、「第9」「テノールの餐会」などコンサートへの出演も多い。第18回ジロー・オペラ賞受賞。藤原歌劇団正団員。埼玉オペラ協会会員。


有川文雄 Fumio Arikawa

(バリトン)


 東京藝術大学、同大学院ソロ科終了。1978年「ペレアスとメリザンド」のドクトルでオペラデビュー。その後80年よりシエナのキジアーナ音楽院に奨学生として参加し、86年にはミラノに留学中、ジーリ国際コンクールで第三位入賞。イタリアではコンサート活動のほか、名ソプラノ歌手C.ガズディアとシエナのテレビにも出演。89年にはボリショイ歌劇場の研究生としても学ぶ。その後、「椿姫」「カルメン」「ジャンニ・スキッキ」、90年にはフィンランドのサヴォンリンナ音楽祭での「蝶々夫人」等、二期会公演を中心に活躍。室内歌劇場では「イタリアのトルコ人」「エウリディーチェ」「インテルメッツォ」のほか、日生劇場の「魔弾の射手」のカスパル、横浜シティオペラの「フィガロの結婚」の伯爵、藤沢市民オペラの「リエンツィ」「地獄のオルフェ」、オペラ・プロデュースの「シモン・ボッカネグラ」「スペインの時」等にも出演。邦人作品では、松村禎三の「沈黙」、三枝成章の「ヤマトタケル」、三木稔の「ワカヒメ」、青島広志「黄金の国」、別宮貞雄「井筒の女」など多数に出演している。コンサートに於いても、ベートーヴェンの「第九」、ベルリオーズの「ファウストの劫罰」、フォーレの「レクイエム」など、ソリストとして数多くオーケストラと共演している。ミュージカルでは90年の劇団四季「オペラ座の怪人」に出演。新国立劇場では、2003年「アラベッラ」、08年「ペレアスとメリザンド」に出演している。二期会会員、東京室内歌劇場会員。1993年より「第九と皇帝」のソリストを努める。


山口昭二 Shoji Yamaguchi

(バリトン)


 日大芸術学部音楽学科卒。グルリットオペラ、労音オペラ、イタリア現代オペラ研究公演に多数出演。リゴレット、椿姫、マルタ、後宮よりの逃走等に出演。原信子歌劇研究所主宰イタリア現代オペラ研究公演に多数出演。現音秋の音楽展、その他作曲家グループの演奏会等にも出演。又、日本歌曲を主に創作歌劇の初演、邦楽器との協演等により個人リサイタル8回、日本の音楽展第3回より毎年参加。1977年第6回リサイタルよりギター弾きうたいを始める。日本歌曲を主にイタリア歌曲、中原中也の詩による独白劇等を行う。1985年よりギターのつま弾きの創作歌謡も含めての自作自演による中也ピエロのパフォーマンスをはじめる。「日本の音楽展」「洋楽寄席」「中也忌誦象コンサート」、檜枝岐・会津田島・会津喜多方に於けるパフォーマンスフェスティバル、MMACフェスティバル等に参加活動している。


安藤丘 Takashi Ando

(ピアノ)


国立音楽大学附属音楽高等学校を経て国立音楽大学ピアノ科卒業。同大学院を首席で修了。クロイツァー賞受賞。1990年よりドイツ・ミュンヘンに留学し、世界的ピアニスト、ゲルハルト・オピッツ氏のもとで研鑽を積む。1993年ミュンヘン国立音楽大学マイスタークラス修了。同年、バート・ライヒェンハルフィルハーモニー管弦楽団とショパンのピアノ協奏曲第1番を協演。またポジタノ(イタリア)で行われたオピッツ氏によるベートーヴェンセミナーに招聘参加。ミュンヘンにて収録され1994年に放映されたNHK教育テレビ「ベートーヴェンを弾く」では3週にわたり、オピッツ氏と共に出演。1990、1994、1998、2001、2005、2007、2010年に東京でソロ・リサイタルを開催。宮崎県立劇場においてもソロコンサートを行う。1995年より毎年8月に行われる「男弾団ピアノコンサート」に出演。近年ではピアニスト弘中幸子氏と二台ピアノによる演奏活動も開始し、2009年3月宮崎県立劇場イベントホールにて初のデュオリサイタルを行う。また、2011年6月に東京/府中の森芸術劇場ウィーンホールでの公演を東日本大震災復興支援コンサートとして行った。その他器楽、声楽などとのアンサンブルの分野においての活動も行うかたわら、後進の指導にもあたっている。これまでに、田中正男、安藤雅子、福森湘、安部和子、栁川守、ゲルハルト・オピッツの各氏に師事。現在、国立音楽大学附属高等学校・中学校ピアノ講師。


新井啓泰 Noriyasu Arai

(ピアノ)


 栃木県出身。5歳よりピアノを始める。白鴎大学足利高等学校を経て、東京藝術大学を卒業。その後渡欧しドイツ国立ハンブルク音楽大学、イタリア・ペスカーラ音楽院にてディプロムを取得する。留学中、文化庁新進芸術家海外派遣制度派遣員を務める。コンクール歴としては、学生音楽コンクール第2位、日本クラシック音楽コンクール第3位、栃木県ピアノコンクール大賞、埼玉ピアノコンクール大賞、かずさアカデミア音楽コンクール第1位、日本室内楽コンクール入選、ABC新人オーディション合格、イタリア・カラブリア国際ピアノコンクール・ディプロマ賞などを受賞している。これまでに安井耕一、黒川浩、故・堀江孝子、故・中島和彦、大竹千鶴、R.ナットケンパー、B.メッツェーナの各氏に師事。

マスタークラスで、V.マルグリス、B. グレムザー、J.M.ルイサダ、北川正等の各氏に指導を受ける。2010年及び12年に東京文化会館にて開催したソロリサイタルはいずれも好評を博した。プログラムでは常にベートーヴェンを取り上げ、レパートリーの中心となっている。ソロ、室内楽、歌曲伴奏、また学校訪問コンサートなど幅広く活動している。フェリス女学院大学講師。

公式ホームページ http://araifusai.com



須江太郎 Taro Sue

(ピアノ)


 桐朋学園大学音楽学部卒業。同学部弦楽科伴奏研究員修了。東京コンセルヴァトアール尚美ディプロマコース卒業。パリ、エコール・ノルマル音楽院へ留学。同学院演奏家コースを審査員満場一致にて首席卒業、パリにてソロリサイタル開催。また、東京、神奈川、他各地でリサイタルを行う。友愛リートコンクールにて優秀共演者賞受賞。日本音楽コンクールにて審査員特別賞受賞。りべるて響会、日本フォーレ協会、東京室内歌劇場各会員


鶴見 彩 Aya Tsurumi

(ピアノ)


 金沢市出身。東京藝術大学音楽学部卒業、同大学院修士課程修了。'97年よりロームミュージックファンデーションより2年間奨学金を受ける。'99年よりDAAD(ドイツ学術交流会)奨学生として(2年間)、また2001年から1年間石川県芸術インターンシップ事業在外研修員として、ドイツ・カールスルーエ音楽大学に留学。2002年同大学大学院ソリストコースを最優秀で修了。国家演奏家資格取得。これまでに野村八千代、杉本安子、深澤亮子、Klaus Schilde、多美智子、AndrBoainainの各氏に師事。 第45回全日本学生音楽コンクール大阪大会高校の部第1位、第17回ピティナ・ピアノコンペティション特級銀賞、併せて読売新聞社賞、洗足学園前田賞受賞、第65回日本音楽コンクール第2位、第44回マリア・カナルス国際コンクール(スペイン)にて特別メダル受賞、第9回エンニョ・ポッリーノ国際ピアノコンクール(イタリア)第3位等国内外のコンクールに入賞多数。2002年ISHIKAWA TOYP大賞受賞。 国内外各地で多くの演奏会や音楽祭に出演、特に東京、金沢では定期的にリサイタルを行っている。最近では室内楽も多く、東京、広島、出雲、神戸、京都、富山、金沢等で演奏を行う。これまでに、オーケストラ・アンサンブル金沢特別公演にて、故岩城宏之氏と金沢及び奈良で共演。NECマイタウンコンサートにてRudolf Werthen氏、ラポルトすず開館柿落とし公演にて天沼裕子氏指揮のもと、オーケストラ・アンサンル金沢と共演。ニューハウスほほえみコンサートにてNerat Harald氏指揮、ザルツブルグ・モーツァルト祝祭管弦楽団と共演。また、Jan Krenz氏指揮ポーランド国立放送交響楽団、バーデンバーデンフィルハーモニー、東京ニューシティ管弦楽団等と共演している。 現在、東京藝術大学音楽学部ピアノ科、小松市立高等学校芸術コース非常勤講師。


市村朋子 Tomoko Ichimura

(ピアノ)


 桐朋学園大学音楽学部卒業。'90年から国際ロータリー財団奨学生として、ドイツに留学。ミュンヘン国立音楽大学マスターコースにてゲルハルト・オピッツ氏に師事、'94年に優秀な成績で卒業。フーゴ・シュトイラー、アンドレ・ヤシンスキー、その後、故ハリーナ・ツェルニー・ステファンスカ、マリア・ジョアオ・ピレシュ各氏のもとでさらに研鑽を積む。その他これまでに、ピアノを故岡林千枝子、井内澄子、山田富士子、丸子寛子、室内楽を、故ピュグ・ロジェ、藤井一興、故数住岸子、歌曲伴奏法をカトー・ブレンナー各氏に師事。全日本学生音楽コンクール中学校の部、東日本大会奨励賞受賞。日本モーツァルト・コンクール声楽部門優秀伴奏賞、ソレイユ新人オーディション音楽現代新人賞受賞。ドイツ・ショパン国際音楽コンクール、セミファイナリスト。'02年までドイツに拠点を置き、ゼーリゲンシュタット市立音楽学校で講師を務める傍ら、ソロ、室内楽の演奏活動をドイツを中心に精力的に行う。歌曲伴奏者としても活躍、ダルムシュタット国立歌劇場、マインツ国立歌劇場の専属ソリスト達とドイツ歌曲の夕べをドイツ各地で行い好評を博す。また'02年に著名ピアニスト、マリア・ジョアオ・ピレシュ設立のベルガイシュ芸術センター(ポルトガル)の演奏会で、シューベルト・ピアノ曲の解釈をピレシュを始め、多くの人々に高く評価された。'05年ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャパンに出演、'06年「第九と皇帝」(東京国際フォーラム・ホールA)にてベートーヴェン・ピアノ協奏曲第5番を演奏、 '07年東京・Hakujuホールでリサイタル、'08春ドイツ・マインツ、フランクフルトにて3日連続リサイタル等、国内外で活躍中。シューベルト没後180年である'08年より「市村朋子MIT SCHUBERT」を開始。日本演奏連盟会員。


中沢万里子 Mariko Nakazawa

(ピアノ)


 東京芸術大学、同大学院修了。八木和子、安川加寿子、園田高弘各氏に師事。1968~71年まで武蔵野音楽大学講師を務め1971年渡欧、ミュンヘン国立音楽大学に入学。フーゴーシュトイラー、マリア・ランデス・ヒンデミット両教授に師事。1975年、同大学卒業。1976年1月、指揮熊谷弘氏による「クラシックス特演-4、新春名曲コンサート」にてクラシックスフィルハーモニーオーケストラ(現、グレイトアーティスツ前身)と共演し、帰国デビューを果す。翌年同じく「クラシックス特演-5」にて東京交響楽団と共演。1977年よりモーツァルト・ピアノ協奏曲連続演奏(熊谷弘指揮クラシックスフィルハ-モニ-室内オーケストラ)を開始し、12年間に亘り全曲演奏を完了。1980年より「日本の音楽展」に毎年参加し邦人音楽の紹介演奏に努め、その優れた演奏と業績に対し、2001年1月「日本の音楽展・ズイホー賞特別功労賞」が授与される。1990年(NHKホール)1992年(東京文化会館)2000年,2009年(東京国際フォーラム)“第九と皇帝”にて「皇帝」(熊谷弘指揮=グレイトアーティスツ)を演奏、好評を博す。1986年より開始した「中沢万里子ピアノ・スペース」は新しい試みも取り入れ、聴衆との関わりを大切にしながら、コンサートの在り方を追求したものとして興味深い。又、1992年より開始された「洋楽寄席会」於いては、中心的存在として若手演奏家達の指針ともなっている。


望月優芽子 Yumeko Mochizuki

(ピアノ)


 桐朋学園女子高等学校音楽科を経て、同大学音楽学部・同大学研究科ピアノ科卒業、高柳朗子氏に師事。パリ・コンセルヴァトワール修了。ピアノをブルーノ・リグット氏に師事。パリ・エコールノルマル音楽院コンセーティスト・ディプロマコース卒業にあたり全員一致により演奏家資格を授与される。ピアノをヴィクトリア・メルキ氏に師事。カントゥ国際ピアノコンチェルトコンクール(イタリア)古典・ロマン各部門にて、セミ・ファイナリスト。クレ・ドールコンクール(フランス)にて第1位受賞。マリア・カナルス国際コンクール(バルセロナ)にて、名誉ディプロム賞。サンノム・ラ・ブレテッシュ国際コンクール(フランス)にて最高位(1位なしの2位)受賞。あわせて日仏友好賞・聴衆賞・課題曲賞を受賞。フランス、ヴィレール・シュール・オウティにて第4回若いピアニストの為の国際フェスティヴァルにおいて、また、パリのマレ音楽祭にてリサイタルをし、好評を博す。現在マルセイユ・コンセルヴァトワール、ブルーノ・リグット氏のクラスに在学中。東京でのリサイタル他、パリを中心に数多くのソロ・リサイタル・室内楽・伴奏等で活躍中。


稲田潤子 Junko Inada

(ピアノ)


 東京音楽大学付属高等学校ピアノ演奏家コースを最優秀賞、首席で卒業後渡仏。パリ国立高等音楽院ピアノ科、室内楽科共に1等賞で卒業。又、パリ・エコールノルマル音楽院にて演奏家資格を取得するなど研鑽を積む。全日本学生音楽コンクール、日本音楽コンクール、ソフィア国際ピアノコンクール、モンテカルロ・ピアノマスターズなど国内外の数々のコンクールに優勝、入賞をする。1997年にはモスクワで行われたラフマニノフ国際音楽コンクールピアノ部門で、第3位(2位なし)を受賞し、ラフマニノフを最も愛するロシア音楽界からも認められ、若くしてラフマニノフ演奏家としてその存在を確立した。現在日本とフランスを中心としたヨーロッパ各地で演奏活動をし、南仏ルーマラン音楽祭には毎年出演。またNHKテレビ「ショパンを弾く」、NHK「FMリサイタル」・「FM名曲リサイタル」に出演。深い洞察による彼女の音楽に絡めた絶妙な語りにも好感がもたれている。アリオン音楽財団企画によるコンサートでは“日本人離れした豪快さ”と好評を博すなど、現在最も期待されているピアニストの1人として着実な活動を示してきている。モスクワ交響楽団はじめ数多くのオーケストラと共演。東京ニューシティ管弦楽団に定期演奏会出演、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を演奏し、高い評価を得る。また毎回テーマを設定し、シリーズ“イマジネーション”を2002年4月より連続開催中。これまでに故三浦浩、三浦捷子、中島和彦、松浦豊明、ジャン=クロード・ペヌティエ、ジェルメーヌ=ムニエその他各氏に師事。





鈴木晴子 Haruko Suzuki

(ピアノ)


 桐朋学園大学短期大学部ピアノ科を経て桐朋学園大学音楽学部カレッジ・ディプロマコース修了。短大在学中、第33回卒業演奏会、第66回学内演奏会に出演。'02、'03年パリ講習会、'05プラハサマーアカデミーに参加。ユージン・インジック氏に指導を受ける。プラハで、教授推薦コンサート出演。東京国際芸術協会、全日本演奏家協会の各オーディションに合格。第一回ロマン派音楽コンクール奨励賞受賞。それぞれ入賞者披露演奏会に出演。第2回チェコ音楽コンクール(国内)5位入賞、全音賞受賞。'04年には蒼きMUSEの森フィリアホール公演に出演。また、みなとみらい小ホールにてジョイントコンサートを行う。これまでに、野村涼子、勝部裕子、金澤希伊子の諸氏に師事。


佐甲圭子 Keiko Sako

(ピアノ)


 武蔵野音楽大学卒業。同大学大学院音楽研究科修了。'90年ソレイユ新人オーディション合格、優秀賞受賞。練馬文化センター新人演奏会オーディション合格、同演奏会に出演。NHK-FM洋楽オーディションに合格、「FMリサイタル」に出演。'91年国際芸術連盟新人オーディション合格、奨励賞受賞。「クリスタルジョイント」「洋楽寄席」等の演奏会に出演。'96年日本クラシック音楽コンクール第3位。'97年、'01年リサイタル開催。'01年武蔵野音楽大学インターナショナルサマースクールを受講、ヴィクトール・メルジャーノフ氏に師事する。これまでに小関幾代、金木哲、丸山徹薫、マックス・マルティン・シュタイン、エルジェーベト・トゥーシャ、イエネ・ヤンドーの各氏に師事。現在、武蔵野音楽大学附属音楽教室講師。


野口 龍  Ryu Noguchi

フルート


 フルートを吉田雅夫、林リリ子の両氏に師事。桐朋学園短期大学音楽科在学中に ABC交響楽団入団。後に日本フィルハーモニー交響楽団入団。読売日本交響楽団 入団。1970年「室内楽’70」を植木三郎、若杉弘(後、松谷翠)と共に結成、10 年を目標に日本の現代音楽の紹介に務める。読売日本交響楽団を退団以後独奏や室内楽に活発な活動を続けているが、ことに現代音楽の分野においてその活躍は 目覚ましく、1964年コペンハーゲンで行われたI.S.C.M.国際現代音楽祭に於いて福島和夫作曲フルートとオーケストラのための「飛鏡」の演奏や、カール・ハインツ・シュトックハウゼンの作品初演、フルートのオ-レル・ニコレやオーボエのハインツ・ホリガ-との共演など、その実力は国際的レベルと評価されている。 又、桐朋学園芸術短期大学講師、桐朋学園大学講師、上野学園大学客員教授として後進の指導にもあたっている。現在、東京フルートアンサンブルアカデミーメンバー。2002年第11回朝日現代音楽賞受賞。


兼氏規雄  Norio Kaneuji

クラリネット


 東京芸術大学附属高等学校を経て東京芸術大学卒業。ミュンヘン国立音楽大学大学院修了。帰国後、NHK洋楽オーディションに合格し、NHK「午後のリサイタル」等に出演。水戸芸術館では公募企画の第1回出演者に抜擢されリサイタルを開催。その後も東京オペラシティや水戸芸術館を中心に、リサイタルや室内楽演奏会を多数開催している。また、これまでCDを3枚リリースし、好評を博す。 現在、水戸ゾリステン代表、茨城大学講師、県立水戸第三高等学校音楽科講師、東京芸術大学同声会茨城支部理事、茨城音楽文化振興会企画委員長、茨城演奏家連盟会員、日本演奏連盟会員。また、吹奏楽連盟コンクール審査員、県新人演奏会出演オーディション審査員、同新人賞選考委員、水戸芸術館出演オーディション審査委員、日本クラシック音楽コンクール審査員等も務める。


金子健治  Kenji Kaneko

リコーダー・作曲


 リコーダーを上杉紅童、花岡和生の両氏に師事。また、古楽の公開講座に於いて、K.オッテン、W.フォン・ハウヴェ、H.M.クナイス諸氏のレッスンを受ける。1982年、83年、全日本リコーダーコンクール・アンサンブル部門に於いて最優秀賞受賞。“東京リコーダーコンサート”“コンソート・リコルド”のメンバーとしてNHK教育テレビ「ふえはうたう」「ゆかいなコンサート」等に出演。また、全国各地のコンサート、レコーディング、海外の国際音楽祭に参加する。1985年より“東京リコーダーオーケストラ”の指揮者となり、CD「リコーダー合奏の魅力」「セビーリャ」「トッカータとフーガニ短調」をリリース。国立社会教育実践センターにて特別文化講座のレクチャーコンサートを担当する。1999年4月よりNHK教育テレビ「トゥトゥ・アンサンブル」に、また2000年4月より2003年3月までNHK教育テレビ「歌えリコーダー」にレギュラー出演する。現在、“東京リコーダーオーケストラ”指揮者、“東京ブロックフレーテ・アンサンブル”、手作り竹楽器の音楽隊“竹鼓舌(ちこたん)”を主宰。教材ビデオ、CDの制作や梁邦彦、福山雅治等、多くのミュージシャンのCDに参加している。


竹鼓舌  Chikotang

演奏グループ


 竹の響きに魅せられてリコーダー・作曲の金子健治をリーダーに若手音楽家が集まり、'86年、“竹一族”を結成、「日本の音楽展」にて演奏を始める。従来の西洋・東洋の伝統楽器、伝統音楽にとらわれず、竹を素材に自ら管楽器、弦楽器、打楽器を制作し金子健治作曲による新作を毎年発表、近年は声による歌も交え、人気を集めている。'88年、“竹鼓舌”と改称。音楽祭、イベント等に参加する他、劇音楽、CMを手掛ける等、幅広い活躍を展開している。