ごあいさつ
今年も“いつくしむとき”を開催できますこと、大変嬉しく思っております。
音楽への思いを込めた一夜に、毎年大勢の皆様が足を運んで下さいますこと、そして「次回もまた…」と言って頂けますこと、言葉には言い尽くせない感謝の思いです。
長年にわたり、私の演奏活動を皆様に支えていただき、心より御礼申し上げます。
作曲家たちの生きた証しとして、讃えられる音楽がたくさん存在しています。
振り返りますと、この数え切れない音楽の中で、その時最も心が寄り添える楽曲を選び、プログラムを組んできたことを思います。時に過去の選んだ作品から、当時の自らの心模様が思い出されることもあります。
一つの楽曲に、ぎっしり詰まっている宝物に気付いていく日々。
歩幅は小さくても、音楽と共にあった旅路。この歩みに思いをめぐらす時、自身に与えられた幸いに胸が熱くなるのを覚えます。
今回は、会場を日比谷に移してまた新たな一歩にしたいと願っております。
土曜の午後のひととき、優美なシューベルト、ショパンの名曲の数々、ドラマティックなベートーヴェンのソナタ、そして大好きなブラームスを聴いて頂きたいと思っております。
皆様に音楽の豊かさを少しでも感じて頂けるコンサートとなりますよう、今後も励んでまいりたいと存じます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。 2009年7月 大司宣子 |