「日本の音楽展」は、昨年30周年も無事に終え、又、新しい未来に向かって歩み始める事が出来ました。これも偏に、諸先輩方や友人達、積極的にご参加いただいた演奏家の皆さんのお力添えの賜であり、又、何よりも、ご来場いただいた皆様方のご理解と暖かいご支援のお陰であり、ここに深く感謝の意を表し、厚くお礼申し上げます。
毎年一月に開催される「日本の音楽展」の一週間、私は仲間達の演奏する音楽に心身ともに浸りながら、日本人に生まれた幸せを感じ、“ふるさと"にでも帰ったような懐かしさと穏やかな気持ちで過ごすことが出来ます。
出版されている日本の音楽は極めて少なく、作品リストなどの資料も乏しい中で、演奏家達は、自分と自分の聴衆のために、自己に相応しい作品を探し求めています。「日本の音楽展」では、作曲家諸氏にも情報を提供していただきながら、“たから探し”にも似た作業が展開されています。
1997年より設けられた「日本の音楽展・作曲賞」では、多数の応募作品の中から、多くの優れた作品に出会う事が出来きました。
日本の音楽は、私たち日本人にとって掛け替えのない素晴らしい財産です。演奏家達は自ら作品を択び、繰り返し演奏し、聴衆と共に日本の心に触れたいと願っています。
「日本の音楽展」は、心の拠として日本音楽の確立を願い、演奏家達と共に力強く歩み続けることでしょう。31回目を迎えて、甚だ微力ではござますが、「日本の音楽展」の充実と発展のため、なお一層の努力をして参りたいと決意を新たにしています。今後ともよろしくご指導賜りますよう、伏してお願い申し上げます。
(2009年1月)
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